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ブルース・リー「グリーン・ホーネット」
今月、7月20日はブルース・リー没後39年になります。
何を題材にしようか考えたんですが、最近WOWOWで「グリーンホーネット」
(2011年公開版)を見て決めました。
新聞社の二代目社長ブリット・リード(ヴァン・ウィリアムス)は、昼の顔と夜の顔を持つ。
夜になれば助手のカトー(ブルース・リー)とともに愛車ブラック・ビューティに乗り、
悪人達をなぎ倒す正義の怪人「グリーン・ホーネット」となる。
ある日、ブリットの事務所に、中華街で日増しにつのる暴力事件を記事にしろという不審な電話がかかる。
ブリットは、ジミー・キーとロー・シン(マコ岩松)の結社が対立、それにはマフィアがからんでいることを知った。
さっそく二人はジミーが経営するレストランに出かけたが、店は既にロー・シンの手によってこわされていた。
さらにロー・シンはジミーの恋人を誘拐し、ジミーに、結社を引き渡すことを迫った。
古い寺院が取り引きの場所に決められた。
カトーとロー・シンの一対一の対決が始まる。
【解説】
この「グリーンホーネット」は、アメリカのテレビドラマで1967年頃に日本でもテレビ放映されてました。
「バットマン」とのコラボもあり、現在でもアメリカでは当時のファンがいます。
ブルース・リーは、このTV「グリーンホーネット」で日本人の眼に触れることになるんですが、
当時はあまり人気にもならなかったし記憶にも残らなかったんでしょうね。
この映画はTV「グリーンホーネット」の中でブルース・リーの出番が多い作品を集めて作成されたもので、
目新しいものではなかった。
ブルース・リーのアクションをこの「グリーンホーネット」の中で見ると、やたら飛び上がっての手刀打ち、
飛び蹴り、前蹴り、膝蹴りなどが多用されてて、後の映画に見る多彩な技は見られません。
手の動きも、やたらオーバーで当時の監督か誰かの意向かなとも思います。
マコ岩松の出演は貴重ですねえ。
2006年7月21日没。ブルース・リーの亡くなった日の1日違いですね。
マコ岩松:本名岩松信(いわまつまこと)といえば、アメリカでは「砲艦サンパブロ」(1966年)で
アカデミー助演男優賞にノミネートされた俳優として有名です。
日系ではなく、正真正銘の日本人です。「トラ・トラ・トラ」(1970年)、ジャッキー・チェン主演の
「バトルクリーク・ブロー」では師匠役でした。
あまりいい作品には恵まれなかったのですが、その演技力はアーノルド・シュワルツェネッガーも
認めていたようです。
この、マコ岩松とブルース・リーの対決シーンは非情にプレミアものではないでしょうか。
いかにも東洋的な対決で、私個人としても好きなシーンです。
また、ブルース・リーの投げ矢、棒術、三節根などを使ったシーンも見られて後の
「ドラゴンへの道」のアクションに繋がるようですね。
そして!
これはマニアにはたまらないでしょう!
「グリーンホーネット」でのセリフはブルース・リー本人の肉声です。
「燃えよドラゴン」と同じ声ですよ。
この後の作品「ブルース・リー電光石火」には当時騙されたと思った人も多いでしょうね。
グリーン・ホーネットでいい場面は出つくしてた感あるし、またまた繋ぎ合わせで無理やり
作成したようなものです。
ちなみに、2011年版「グリーンホーネット」は私個人の意見としては面白いです。
かなりコミカルに描かれていて、アクションも中々のものです。
あの耳に付くような昔の「グリーンホーネット」のサントラも聴けます。
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