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ブルース・リー没後40年②
心を空にしなさい。
水のように姿形を無くすのです。
水をコップに入れるとコップになり、ボトルに水を入れるとボトルになる。
水は流れることも、衝突することもできる。
水になりなさい。友よ。
ブルース・リーがアメリカのテレビドラマ「復讐の鬼探偵ロング・ストリート」で盲目の主人公に話す言葉です。
この台詞はブルース・リーの哲学そのもので、型にとらわれず闘う。
闘うというのは、単に武術での闘いだけでなく人生においての闘いも含まれます。
ブルース・リーは、武術家と俳優という2つの顔が中心に見られがちですが、哲学者としての顔もあります。
その哲学はブルース・リーの映画の中にも表現されています。
「燃えよドラゴン」
弟子のラオに指導するシーン「考えるな!感じるんだ」は有名ですね。
高僧との会話シーン。
「究極の技とは何だ?」高僧の問いに
「型を持たないことです。」と答えるリー。
ハンの島に向かう船上で、リーに挑発するパーソンズ。
「流派は?」
「闘わずして勝つ」と答えるリー。
その言葉どおり、リーは闘わずしてパーソンズに勝つ。
型にとらわれることを嫌っていたブルース・リーは、それを水に例えることで
どんな型にも対応できる武術を目指していたのだろうと思います。
このリーの哲学があるからこそ、今だブルース・リーの人気は衰えないのだと思います。
以無法為有法 以無限為有限
「無法を以って有法と為す」、「無限を以って有限と為す」
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