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爆笑!痛快!「カンフーハッスル」
とにかくバカな映画ですが、面白い!
ここまでやってくれると、スッキリします。
2005年の正月映画で日本公開です。
監督、主演はチャウ・シンチー。
前作の「少林サッカー」でも爆笑ものでしたが、今回もやってくれました。
【ストーリー】
上海の街を牛耳るマフィアの斧頭会。
チンピラのシン(チャウ・シンチー)と相棒(ラム・ジーチョン)の二人は斧頭会を名乗って
金を巻き上げようと貧困アパート豚小屋砦にやって来る。
しかし、意外にも強い住民達にボコられて、あげくには本物の斧頭会を巻き込み
ついには豚小屋砦の住民と斧頭会の抗争へと発展する。
斧頭会は豚小屋砦に住む3人の武術の達人を倒すため古琴波動拳の使い手二人を雇い
武術の達人3人を襲わせる。
達人3人が倒れ、怒る豚小屋砦の家主夫婦は古琴波動拳の使い手二人をいとも簡単に
倒し、斧頭会のボスに今後手を出すなと約束させるが・・・
斧頭会はシンを使い監獄に居る火雲邪神(ブルース・リャン)を脱獄させる。
火雲邪神は、見た目は小汚いジジイだが、そのカンフーは恐るべき威力があった。
斧頭会がまたまた豚小屋砦にやって来る。
しかし、そこには新生したシンが待ち受けていた・・・
【解説】
チャウ・シンチーとラム・ジーチョンの演じるコンビが最低です。
子ども達のサッカーボールを踏みつぶすは、陰からナイフで家主の妻を狙う、
アイス屋でアイス食って逃げる、更にはアイス屋のろうあの女の子を襲い金を奪い取る。
しかし、この最低の二人がどうなっていくかの展開も見ものです。
この作品では、色々なパロディーが満載ですね。
家主夫婦が実は「神鵰侠侶」の楊過と小龍女であったと。
「神鵰侠侶」(しんちょうきょうりょ)とは中国では有名な武侠小説です。
その中で楊過と小龍女が登場してきます。
私個人として一番気にいったシーンは、家主の妻が「ドラゴンへの道」の
ブルース・リーがギャングのボスに拳を握りポキポキと鳴らしながら
「手を出すな」と言ったシーンを再現してます。
他にもチャウ・シンチーが大勢の敵と戦うシーンは「燃えよドラゴン」のシーンとダブりますね。
この映画では昔懐かしいカンフースターも出てます。
それぞれ、いい味を出してます。
ブルース・リャン
「帰って来たドラゴン」で紹介したとおりです。
ユン・ワー
「燃えよドラゴン」でブルース・リーのスタントマンとしてオープニングでのバック転や、
オハラとの試合での後方回転キックを披露してます。
チウ・チーリン
実生活では洪家拳の師範で、ジャッキー映画にも出演している。
家族皆でと言いたいところですが・・・
これは大人の家族で観てください。
子どもには見せられないシーンも、いくつかあります。
CGを使いすぎが面白さをアップしてますが、逆にカンフーファンには納得できない
面もあるかもしれません。
ブルース・リャンの蹴り技とかもっと見たかったですね。
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