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11月27日は、ブルース・リーの生誕72周年でしたね。

そのブルース・リーの生涯を凌ぐほど強烈な人生を歩んできた師のイップ・マン(葉問)の物語です。

演じるのはドニー・イェン。

【イップ・マン序章】

1935年詠春拳の使い手イップ・マン(ドニー・イェン)は佛山で妻(リン・ホン)と息子の3人で裕福に暮らしていた。
佛山は南派拳の発祥した地である。

詠春拳の使い手であるイップ・マンに挑戦してくる人間も多かった。
だが、そんな挑戦者も何なくいなしていく。

しかしイップ・マンの妻は、時には挑戦者にも食事をもてなそうとし、拳法ばかりに気を置いて自分の子どもにも
まともに相手をしない夫に不満を募らせていた。

ある日、カム・サンチャウ(ルイス・ファン)が名のある武術家に挑戦するために子分とともに佛山に来る。

カムは相当の実力で武術家達を倒していく。

そして、イップ・マンの元へ現れた。

余裕を持ちカムに負けを認めさせる。

その後、イップ・マン家族に幸せな日々が続くが・・・

1937年盧溝橋事件により中国は日本軍に抑えられイップ・マンの財産をも抑えられてしまう。

家族、友人、そして自らの尊厳を守るためにイップ・マンは人生最大の苦悩を選ぶ・・・・

【解説】

まず最初に。この物語は事実ではないです。
日本人を悪役にしたのはブルース・リー「ドラゴン怒りの鉄拳」と同じですね。

でも、物語としては最高の出来と思います。

この映画のイップ・マンは、権力にひるむことなく、強く、優しく生きています。

戦争という状況の中で、皆が狂った状況です。

でも、己の信念を持ち生きていく姿は感動します。

強くなければ優しくなれない。

そう思わされる映画です。

ぜひ、見てもらいたい映画です。

この映画、日本人(日本軍)が悪役になってるからどうなんでしょうか?

そんな小さなこと考えでいたら、同じでしょ。

今の若い人は、昔こんな中国人もいたんだと思い見てください。
そして、東洋人全体を誇りに思ってください。

日本、中国、韓国、そんな狭い境界は捨てる時代でしょう。

この映画を盛り上げるのは悪役となった日本人ですね。

日本軍の将校・三浦を演じる池内博之さん。
空手の強さを非情なまでに見せつける悪役でありながら、一方ではイップ・マンの強さを認め
正々堂々と勝負を挑む姿には好感が持てます。
クライマックスのドニーとの闘いも良かったです。

対照的に同じく日本軍人の佐藤として演じる渋谷天馬さん。
これほど憎たらしい悪役は久しぶりに観ました。
イップ・マンの息子が遊んでいるとき、「バーン、バーン」と
拳銃を向け現れたシーンではゾッとしましたね。
この映画の功労者の一人として渋谷さんに一票あげたいですね。
悪役が憎たらしいほど主役は引立てられますからね。
渋谷天馬さんは、主に中国で活躍している俳優さんだそうです。
「日中文化交流推進会」の主宰者として文化交流活動もされてる
そうです。
今後も注目していきたい役者さんです。


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