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1974年「ボク、ブルース・リーに負けないよ」と、一人の空手家が映画デビューした。

山下タダシ。

映画「燃えよドラゴン」でオハラに角材を叩きつけている人ですね。

どういう経緯でカラテ映画に出るようになったかは不明です。

でも、空手の稽古はかなり積んできたようです。

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【ザ・カラテ】

タダシは、アメリカでお婆ちゃんに育てられ、日本人に対する差別の中でも優しく育ててもらった。

日本で開催される世界武道大会で勝つことを目指し、それがお婆ちゃんのためにと思い日本に行く。

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来日したタダシは、ラーメン屋で店員の三平(山城新伍)と出会い親しくなる。

タダシは正武館を訪れ、鈴木館長の娘、鈴木忍(堀越陽子)とも出会う。

しかし、武道大会は金絡みで汚されようとしていた。

タダシは優勝賞金の5万ドルを得たいと鈴木に武道大会に出場できるように訴えるが、出場選手は決まっており

出場はできないと。

鈴木は「空手の心」をタダシに諭す。

しかし、タダシは必死だった。

タダシは、ある乱闘をきっかけに大会理事のヤクザの親分に認められ武道大会に出場できることになる。

そして、武道大会が開催され、タダシは各国の強豪達と闘うことになる。

【解説】

「ザ・カラテ」という題名に、当時どれだけワクワクしたことでしょう。

でも、学生の私は観る金もなく先輩から話を聞いただけでした。

今ではインターネットでも観れるようになり、有難いことです。

山下タダシ。

空手は良しとしましょう。

でも・・・

俳優としたら、全くどうしようもないほどです。

セリフは棒読み。おまけに日本語もタドタドしい。

でも、この映画を助けるのは山城新伍の演技ですね。

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山城新伍あってのザ・カラテでしょう。

ですから、もう少し山下タダシには演技を上手くなってもらいたいと思います。

このヒゲの空手使いのキャラクターは、面白いんですがねえ。

ブルース・リーより、千葉真一よりも味のあるキャラクターになる要素タップリだったんですが・・・

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ザ・カラテは、あと2作品続きます。

そこでの山下タダシに期待ですが・・・

鈴木正文先生は、「激突!合気道」の演技が良かっただけに、今回の真面目くさった演技は

観てても滑稽です。それが残念ですね。

カラテ映画ですが、今回は山城新伍さんあっての映画ですね。


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