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「力闘空手打ち」
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祭囃子に賑う信州の田舎町に飄然と現れた沢村健二は、信濃屋という料亭で旅回りの「旭日柔

拳協会」のレスラー荒井から手篭にされようとする芸者染香を救っ た。

翌日、健二は染香や風呂番の貫吉のすすめで柔拳協会の飛入り試合に出場したが、

荒井の逆手に怒り、空手の一撃でマットの上に眠らせた。

座長の石山は東 京から一座の娘美代子を追ってきた協会の磯村社長と図って、

健二を暗討ちし賞金の奪回を画策するが、正義派の柔道選手相原俊介は

健二にそれを知らせ、初め て健二の秘密を聞いた。

健二の兄健一郎は某柔拳協会の選手だったが、その傍系会社の極光水産の会計主任殺しという

無実の罪で獄中にいる。

真犯人が柔拳協会 に潜んでいると睨んだ健二は、旅から旅へと探し歩くのだった。

そのとき無法にも石山、荒井一味が健二を取り囲み、息づまる決闘になった。

 

「力闘空手打ち 第二篇 挑戦鬼」

駈けつけた磯村社長は、座員一同の反対を押しきって、健二を一座に迎えることにした。

果然、健二の空手は各地で人気を博し、彼を志れやらぬ染香は旅先まで 追うが、

健二は美代子と恋仲になっていた。

俊介の友情に援けられて、健二は何事か一座の秘密を握っている酔いどれ老人安五郎の身辺を

探った。ある日、健二 は美代子が極光水産の会計係の遺児だと知った。

美代子もまた健二の素性を知ったが、あくまで健一郎を真犯人と信じている美代子はそれ以来、

健二に冷い目を 向けるのだった。

やがて石山は健二が協会の秘密を探っていると感づき、土地のボス上田を煽動して健二を亡きものにしようと謀った。

美代子にそむかれ、空手 の師鉄心に破門さた健二は、人影絶えた浜辺で、

上田一家と対決した。

染香の注進で駈けつけた俊介が、乱闘の中に躍り込んだとき、夜空を焦がす紅蓮の焔

それは安五郎が掛小屋に火を放ったのだった。

 

「力闘空手打ち 完結篇 復讐の対決」

辛くも危機を脱した健二は、旭日柔拳協会の一座が東京へ帰るのを追って帰京し、

鉄心から復帰を許された。そして求刑の日も迫った兄のため、

同門の佐伯の協 力を得て奔走した。

彼は磯村社長のもとに乗り込んで唯一の証人安五郎の身柄引渡しを迫ったが、

すでに安五郎は死んでいた。

その帰途、貫吉に再会した健二 は、お浜が経営するバーを訪ねて美代子が銀座の花屋で

働いていることを知るが、美代子は今も健二に冷たい。

一方、鉄心の門に入った俊介は佐伯と共に極光水 産の内偵をすすめ、

高田前社長の怪死事件、美代子の父の死が磯村一派の陰謀によるものだと確かめた。

俊介の言葉に動かされ、健二の立場を了解した美代子は 極光水産を探るため、

磯村のもとに帰った。かくて求刑の前日に至り美代子は遂に確証を握ることができたが、

磯村のために監禁された。

しかし、健二、俊介、 佐伯の奮闘で磯村一派は遺滅し、健一郎は青天白日の身となった。

健二と美代子が目出たく結ばれたことはいうまでもあるまい。

 

主演は、飛燕空手打ちと同じく「波島進」。

これも今はもう見れないんでしょうかねえ・・・

残念です。

この3部作も「飛燕空手打ち」と同じ年の8月から9月にかけて上映

されたようです。

同じ年には「ゴジラの逆襲」が上映されてます。

1954年に上映された「ゴジラ」に続く第2弾です。

日本は高度経済成長期へと向かってます。

 

 


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